『シャロームの理念』
私たちは聖書の教えに基づき、
病める人々とご家族の痛みに寄り添い、
心を合わせて、優しく温かい医療に努めます。
「緩和ケア」とは
緩和ケアとは、疾患に関わらず、病状が進行して窮地に
立つ患者さんとご家族が、一日一日を心お穏やかに過ごし、
人生という旅路を平安に生き抜くことを支えるケアです。
人間としての尊厳を保ち、身体の苦痛を和らげ、心の苦しみ
と悲しみをともに担い、喜びあるいのちを大切にします。
ご希望に沿って、在宅でも入院でも、この時、この地で、
チームで応援します。
ホスピスとは
中世のヨーロッパでは、巡礼者が幾多の困難や迫りくる危険の中、長い旅
をしていました。旅に疲れ、重荷を背負う人々を小さな家や修道院は温かく
受け入れ、休ませました。その働きがホスピスです。
旅人の中には、病に倒れる者もいます。手厚い看病を受け、回復すると、
再び旅立ちました。しかし、病が治らない時には、ホスピスと呼ばれた安息
の場で、温かい介護を受けながら平安な死を迎えたのです。
シャロームの緩和ケア
病気を治療できずに病状が進行しても、さらにまた、終末期であっても、
患者さんとご家族や仲間達は、自分が暮らすコミュニティーで貴重な人生
を平安に全うすることができます。
そのために、当院は緩和医療、在宅医療、救急医療の三本柱で応援します。
当院の緩和ケアは、疾患・人・場所を選びません。在宅を希望
する方には、医師・看護師・薬剤師が協働してご自宅へ訪問し、
在宅でも安心できる緩和ケアを行います。困ったときには救急
で対応し、在宅での看取まで支援します。
ご希望により迅速に入院することもできます。
また、外来通院で緩和ケアを受けることも可能です。
状況によって、いつでも外来通院から入院または在宅に変更できます。
外来・入院・在宅はひとつです。
私たち多職種スタッフとボランティアが、ほっとしていただける日々の生活
を支援します。また、多くの人々にとって大きな課題である死の問題に真摯
に取り組みます。
誰しも人生には苦難が尽きません。しかし、あなたとご家族が今日一日と
生涯という旅路を、 喜びに満たされ、平安に生き抜くことを応援します。
まずはご相談ください。窮地に立つ人々への招き、それがホスピスです。
認定看護師による緩和ケア
当院には「緩和ケア認定看護師」や「がん性疼痛認定看護師」など
がん・緩和ケアについて深く学び、その分野のスペシャリストとして
日本看護協会より認定を受けた看護師がおります。
緩和ケアについて、心配なことや悩んでいることはありませんか?
緩和ケアを専門に学んだ当院の「緩和ケア認定看護師」がお話を伺い、
患者さんやご家族の不安でいっぱいな気持ちに寄り添います。
相談は無料です。ぜひご利用ください。
詳しくはパンフレットをご覧ください。
また、在宅療養される場合は当院の「緩和ケア認定看護師」が
担当の訪問看護師に同行し、お宅を訪問することもできます。
詳しくはこちらをご覧ください。
外来・入院・在宅と状況に応じてサポートしますので
遠慮なくご相談ください。
お部屋・設備
お部屋は全室個室です。
お部屋をご自宅として、ご自由におくつろぎください。
※当院の緩和ケア病棟は、がん患者さんが入院対象となります。
(主に進行したがんの患者さんを応援します。)
有料個室 無料個室 デイルーム
7,700円/日(税込)
家族キッチン 談話室 機械浴室
リハビリ室 宿泊室(ご家族用) 屋上庭園 (新棟3階)
(緩和ケア病棟専用) *家族浴室もございます
行事・イベント
毎週火曜の午後に行われるティータイムでは、一緒にコーヒーを味わいながら歌に
親しみ、お花見、クリスマスやイースターなどの季節の催しをお楽しみいただけます。
ティータイム お花見 イースター
クリスマス会 クリスマスの病室訪問 チャプレン(牧師)の病室訪問
・・・・・・・・・・・・・ (キャロリング) ※ご希望の方のみ
院内での結婚式
*患者さんやご家族のご希望を、
できる限りお手伝いさせていただきます。
ご相談・お問い合わせ
ご相談やお問合せは、患者支援相談室までご連絡ください。
さまざまな不安や疑問に対し、ソーシャルワーカーが
社会福祉の立場から解決のお手伝いをいたします。
( → 患者支援相談室のページへ )
【入院】
医療福祉相談室 患者支援部
TEL 0493-21-3111(平日9:00~17:00)
【在宅医療】
医療福祉相談室 在宅支援部
TEL 0493-21-5010(平日9:00~17:00)